逆子の治療は可能でしょうか?

逆子は鍼灸治療で効果の出やすい症例です

鍼灸治療、特に灸治療には症状に一対一で効果を発揮する経穴(いわゆる「つぼ」)がいくつかあるのですが、逆子における「至陰」と呼ばれる足の小指の先の経穴がそれのひとつになります。至陰への逆子の灸自体は2、3分で終了してしまいますが、それ単独よりも全身の鍼灸治療を行った後の方が効果が高まりますので、逆子の灸のみ、または、安産の灸のみ、という施術は当院では行っておりません。鍼灸治療か鍼灸整体治療の枠内で行います。

治療回数は1回から3回位です

3回以上かかる場合には、鍼灸治療では対応できない原因の場合があります。体調が安定していて、8ヶ月目くらいまでなら概ね施術可能です。それ以降の週数になると胎児が大きくなってお腹の中で回転しづらくなります。

安産の灸と治療の灸は違います

冷えを取る、体調管理や安産のため、などのために自宅で灸をすることはおすすめしますが、逆子など「治療」を目的にした自宅灸は不測の事態を招く恐れがありますのでお控え下さい。