妊娠を希望していますが治療期間はどの位で何回通えば良いでしょうか?

週1回の鍼灸治療で15回(15週間、約90日、約3ヶ月)程が目安となります

「原始卵胞」という卵子の赤ちゃんが成熟して排卵されるまでに200日程かかると言われています。ある程度成熟するまでホルモンの影響は受けないこともあり、排卵時の卵子に体調の変化が影響するのは200日前から、ではなく、もう少し後からになります。それが概ね90日前になりますので、90日はあきらめずに施術を継続してみることをお勧めしています。(継続する、ということが大切なので必ずしも毎週ではなくとも、2、3週間隔が空いてしまっても良い結果になることがあります)

いつまで続けるのか?

個人差がありますので、数回程度の施術で妊娠に至る場合もありますが、15週迄に妊娠に至らない場合は、20回から25回が次の目安になります。不妊治療というのは、どこまで治療を続けるのかを決めてから始めておかないと、「ここまで続けてきたのだからやめるわけにはいかない」という気持ちになりやすく、心理的に相当程度消耗してしまうことがあるため、一つの区切りを前もって考えておくことはとても大切です。

気負わず、気楽にぼちぼち続けてみてください

とはいえ、上記の施術回数に達した時に妊娠をあきらめてしまう必要は全くなく、引き続き同じペースで継続して頂くこともあれば、気持ちを楽にして間隔をあけながら施術を継続して、良い結果になる場合もよくあります。また、人工授精、体外受精などの不妊治療の前に体調を整えることによって、着床しやすく、また妊娠が継続しやすくなる効果を求めて、体外受精の数日前に鍼灸治療を受けるようにする場合もあります。