2017/04/30

「Dr 林のこころと脳の相談室」という20年続くウェブサイトがあるんですが、これが本にもなっています。「虚言癖、嘘つきは病気か」「家の中にストーカーがいます」普通は誰かと話す時に、一応相手の言っていることは真実である、という前提で会話しているので、色々と衝撃を受けることになるでしょう。映画とか小説ではよくあるオチなんですけど、事実は小説よりも奇なり。上記の本は、だから人の言うことは疑え、とか、変なことを言うのは統合失調症の可能性があるから気をつけろ、とかそういう類のものではありません。村上春樹「アンダークラウンド」に近いものを感じます。単なる事実の羅列と専門医による簡単な解説(診断じゃないです)がついているだけなのですが、装飾のない事例の重みがグイグイ迫ってきます。いやー、人間て本当に面白いですね。