その人にあった最も必要な体のケアを
当院の施術コースは大きく分けて「鍼灸」「整体」「足圧」にわかれます。
普段から健康な方が、肩こりや腰痛にたまたまなってしまった場合には、お好きな治療方法を選んでいただいて構いません。
長期間に渡る肩こりや腰痛、慢性疾患をお持ちのの方は、疲労の原因が骨格筋にとどまらず、内蔵が疲れているので鍼灸治療をお勧めしています。
「この治療を受けたい」という感覚を大事にしていただきたいので、患者様のその時に最も適している治療方法をご提案させて頂きますが、無理にお勧めすることはありません。
初診の方や、どの治療方法にしたらよいかわからない時にはその旨をご予約の際にお伝え下さい。
美容に関心のある方へ
1980年代にアンチエイジングと言う言葉が世に広まり、多くの方が美容に対して以前にも増して深く関心を持つようになりました。
アンチエイジングとは日本語で「抗加齢」または「抗老化」を意味しています。お顔や身体にあらわれる様々なトラブルを予防・減少させ、若々しくありたい、自信を持ちたいという願いを叶えるということが大きな目的です。
アンチエイジングにおける美容鍼での主な目的は、お顔のたるみ・こわばり、むくみ、リフトアップ、シワに張りを取り戻す、などです。
これらの原因になるのは表情筋(お顔を覆っている筋肉)です。表情筋が加齢と共に重力に負けて下がってきたり、肩こり首こりが原因となり過緊張になっている状態を、鍼でアプローチすることにより解消に導きます。
当院ではお顔に対する施術のみでは効果は小さく、また、持続性が低いと考えております。肩こりや冷え、自律神経の乱れや内臓の疲れがある状態で、お顔のみに施術しても効果は限定的なものとなりがちです。
通常の鍼灸治療と同じく、美容鍼のコースでも全身の施術を含めて行います。そうすることで、身体の外側だけでなく、内側からも美しく、かつ、健康的になるサポートができると考えております。
通常「頭部」に使用する鍼は身体に使用するものよりも細い鍼を使用します。「お顔」に使用する鍼はそれよりも更に細いものを使用するため、痛みなどはほとんどありません。また、通常の鍼灸治療、美容鍼で用いる鍼は全て使い捨てのものを使用しております。感染症の心配などはありませんので、ご安心ください。
美容鍼に興味のある方は是非お試しになってみてください。
不妊・つわり・産後ケア
近年、不妊症で悩んでいる方が増加しています。
なぜ妊娠しづらくなる方が増えているのでしょうか?
晩婚化、虚弱体質、冷え、ストレス、食生活、睡眠不足、など様々な要因があります。
東洋医学では不妊とは子宮周辺に瘀血(血液の滞り)、があるためとされています。
鍼灸治療を行うと、気と血の通りがよくなり、ホルモンバランスが整い、自律神経の働きが正常になり、免疫力が高まることにより妊娠しやすい体になります。
妊娠したらそれで終わりではありません。つわりや早産を防ぎ、子宮内膜の厚さを確保して安産に導き、また、産後の疲労や骨盤の歪みを整えることも大切です。
自然妊娠を希望される方、30代半ば以上で妊娠を望まれる方、人工授精、体外受精の予定があり体調を整えたい方、また、疲労・ストレスによる男性不妊の悩みにもお応えしております。
産後の疲労や、骨盤周りの違和感などにも鍼灸整体治療は適していますのでご相談ください。
当院では妊娠前・妊娠中・産後と、出産に関わる期間を鍼灸治療によって今後もサポートしてまいりたいと考えております。
音楽家の方へ
当治療院は、仙川という土地柄もあり、これまで多くの音楽家・芸術家の方の治療をさせて頂いております。
音楽家の方々が罹りやすい傷病のほとんどの治療法が休養と薬の投与、中には手術が必要となる傷病もあります。
コンサートホールでは優雅に観客を魅了する音楽を奏でる方々の日頃の努力は、素人の想像を遥かに超えるものだと治療をさせていただく中で感じることが多々あります。
音楽家の方々が罹りやすい傷病名の一部をあげてみますと、バネ指、ド・ケルヴァン病、インピンジメント症候群、尺骨管症候群、頚椎・腰椎ヘルニア、坐骨神経痛、ジストニア、顎関節症、回旋筋腱板炎、不眠、めまい、顔面神経麻痺・・・・などがあります。そのほとんどの治療法が休養と薬の投与、中には手術が必要となる傷病もあります。
しかし、なかなか医師から休養を勧められてもそれが難しいのが実情だと思います。中には体を痛めているから納得のいく演奏ができないのに、「練習が足りないから下手になった」とか「集中してないからだ」と、ご自身を追い詰めてますます痛めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
鍼灸治療、及び整体は、感性の豊かな音楽家・芸術家の方々には効果的な治療法といえます。痛めた部分の治療として、日頃のメンテナンスとして、精神の緊張を解くリラクゼーションとして、心身の負担を取り除き、素晴らしいパフォーマンスを演じて頂ければと思います。
クライマーの方へ
スポーツに限らず、成長していくために最も大切なことは、継続性、そして諦めないこと(モチベーションの維持)です。そのためには怪我や故障をせず、また疲労が蓄積して意欲が低下するのを防がなければなりません。
スポーツ障害治療においてはそのスポーツ特有の動きを理解しているかが重要となります。当院ではどのようなスポーツ障害にも対応しておりますが、特にクライマーの方のお役に立てると自負しております。
これまで多くのクライマーの治療に携わって参りましたが、来院される方にはかならず「そうなる理由」があります。これからも故障の原因を探り、治療することで快適なクライミングが出来るようお手伝いしてまいりたいと思います。
鍼は痛い?灸は熱い?
鍼灸治療をあえて2つに分類すると、「外科的鍼灸」と「内科的鍼灸」に分けられます。
外科的な鍼灸治療
肉離れを起こしたときに、患部まで鍼を刺入し電気パルスをかけるような治療、もしくは患部に直接鍼を刺して血流の改善や鎮痛を目的とするものです。これは人間の体に備わっている基本的な神経反射の働きです。また、ウオノメなどを灸で焼ききってしまうのも外科的な治療の範疇になります。
肉離れなどの治療の場合には、患部まで鍼を刺さないと完治しないので、概ね太い鍼を使い3~4センチは刺入することになりますが、痛みはほとんどありません。
内科的な鍼灸治療
「体性-内臓反射」とよばれる、皮膚のある場所を刺激すると特定の内蔵に反応が起きる体の反射作用を利用するものです。例えば胃の調子が悪い時にお腹にから鍼を直接胃に刺す訳ではなく(危険なだけでなく、仮にそうしても効果はないでしょう)、背中や手足にある反応点に施術することによって、胃の動きをコントロールします。この場合、現代科学により検証されている反応点・反射区と東洋医学の経穴とは概ね一致しています。
内蔵を動かし冷えをとったり、気分を落ち着かせる、生理痛・生理不順などを解消するといった場合には1~3ミリ程、皮膚に刺します。刺すというよりも、皮膚に引っかかっていると言ったほうがいいかもしれません。反応を引き出すための鍼なので、深く指す必要は全くありません。むしろ、鍼の痛みを感じたりするほど深く刺してしまうと効果が得られない場合が多くあります。
外科的治療、内科的治療共に短所長所があります。症状は同じ肩こり・腰痛でも原因によって最適な施術方法は大きく変わりますので、特に初診時にはその点を詳しく伺っています。
国家免許有資格者
原田裕介
はり師 131849/きゅう師 131680
学校法人呉竹学園東京医療専門学校卒
谷川陽子
はり師 132369/きゅう師 132199
学校法人呉竹学園東京医療専門学校卒