毎年受けている健康診断で、大腸に良性のポリープが出来ていると言われ、医師の勧めもあり、内視鏡で切除手術を受けた。またポリープが出来たり、ガンになってしまうのではないかと心配。
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ポリープは良性のものでも、放置しておくと悪性に変わることもああります。健康診断で見つかった場合、医師が必要と判断した場合は切除することもあります。しかし、出来たポリープを取ってしまっても、ポリープが出来る体質自体が変わったわけではありません。
東洋医学ではポリープなどの腫瘍は冷えや血液の滞りが関係していると考えます。体の冷えやすい方は外側からいくら温めても、体のエネルギー循環がうまくいかなくなっている場合が多いので、熱が体の中にたまりにくくなっています。このような体質の方には、鍼灸治療で経穴や経絡を通じて自律神経の調節をすると、体が温まり、かつ、冷えにくい体質になります。
鍼灸治療のみで腫瘍ができないようにすることはできませんし、鍼灸治療で治療することも困難です。腫瘍ができるのには、食生活、ストレス、遺伝や体質、睡眠、運動など様々な要因が関わります。これらを適度に気をつけた上で定期健診も受けてください。それらの上に鍼灸治療を受けると、予防効果が高まるでしょう。