デスクワークでいつも肩がつらい

30代女性

大学卒業後に就職して以来、肩こりが慢性化していて、とてもつらい。頭痛がひどく、ひどい時にはめまいも感じます。いつも肩や首が重い感じに耐えながら仕事をしています。仕事は朝の9時から残業のあるときには深夜にまで及ぶときもあり、疲れているはずなに、ぐっすりと眠ることが出来ません。会議や打ち合わせ、またトイレに行くために立つ以外はほとんど座ってディスプレイを見ながら仕事をしています。

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座っている姿勢というのは、楽なように見えますが、姿勢によっては立っているよりも腰椎に対する負担は大きくなっています。車の運転をする仕事の方には、腰痛の方が多く、中には椎間板ヘルニアになる方もいらっしゃいます。同じようにパソコンを使用する仕事は腰痛の大きな原因となります。

ディスプレイを1日中見てると、目が非常に疲れます。そして目が疲れると首肩、特に首と頭の境目がとても緊張して硬くなります。

1日中キーボードやマウスを使っていると、指先しか動かさないので、指先以外の動きがほとんどなくなるために、筋肉が緊張してしまい、血流が悪くなります。

画面の小さなノートパソコンを見下ろすように使うと、顕著に首が前に突き出てしまい、首に負担となるだけでなく、腰にも体重の数倍にもなる相当な荷重がかかります。

頭部、肩、首など、つらさを特に感じる部分の緊張を緩める治療だけでなく、背筋群の疲労を取る治療も必要です。背中の疲れが取れると、自然に背筋が伸びます。そうなることで頭部、胴体(背骨)、骨盤が垂直線上に並びます。それが筋肉と骨に最も負担のかからない姿勢になるので、その姿勢が取れるように姿勢のチェックとアドバイスも同時に行っています。

天気が悪くなると古傷が痛む

50代男性

10年ほど前の冬に凍結した道路で転倒して足首を捻挫してしまい、歩けなくなるくらいの痛みがあったので整形外科に行くと、足首の靭帯のひどい捻挫と診断されました。

現在では日常生活では支障はないものの、関節が硬くなってしまい、動かしづらくなっています。また、梅雨時や、寒いとき、台風が近づいているときなどに関節が疼くように痛みます。

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捻挫は、固定して安静にしておけば時間の経過ともに痛みもなくなり自然治癒しますが、その後、関節が硬くなったままのことがほとんどです。リハビリによりかなり改善しますのでが、違和感が残ることが多くあります。天気が悪くなるときなどに関節が痛むと憂鬱なものです。

古傷の違和感や痛みにはお灸が非常に効果的です。お灸には痛みを緩和する作用だけなく、捻挫によりに関節内にできた瘢痕組織(体内のかさぶたのようなもの)を免疫細胞の1つであるマクロファージの働きを高めて処理させることができるので、古傷の痛みの根本を改善することができます。脱臼直後の肩関節や、骨折の後療法にもお灸が用いられます。

1度の治療で劇的に症状が取れる場合もありますが、怪我から時間が経つほど治療が必要です。強い違和感や痛みがある場合には、一般の方が自宅で使える煙の出ないお灸も薬局で販売されていますので、自宅灸をおすすめしています。当院でも試しにお灸を自宅で使ってみたいという方向けに、少量に分けて販売しています。

なお、院内でのお灸の施術においては上記写真のような台座のある簡易的なお灸は使用しません。火傷防止用のシールを貼った上での、透熱灸という手法で施灸します。

 

大腸ポリープの再発が心配です

50代女性

毎年受けている健康診断で、大腸に良性のポリープが出来ていると言われ、医師の勧めもあり、内視鏡で切除手術を受けた。またポリープが出来たり、ガンになってしまうのではないかと心配。

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ポリープは良性のものでも、放置しておくと悪性に変わることもああります。健康診断で見つかった場合、医師が必要と判断した場合は切除することもあります。しかし、出来たポリープを取ってしまっても、ポリープが出来る体質自体が変わったわけではありません。

東洋医学ではポリープなどの腫瘍は冷えや血液の滞りが関係していると考えます。体の冷えやすい方は外側からいくら温めても、体のエネルギー循環がうまくいかなくなっている場合が多いので、熱が体の中にたまりにくくなっています。このような体質の方には、鍼灸治療で経穴や経絡を通じて自律神経の調節をすると、体が温まり、かつ、冷えにくい体質になります。

鍼灸治療のみで腫瘍ができないようにすることはできませんし、鍼灸治療で治療することも困難です。腫瘍ができるのには、食生活、ストレス、遺伝や体質、睡眠、運動など様々な要因が関わります。これらを適度に気をつけた上で定期健診も受けてください。それらの上に鍼灸治療を受けると、予防効果が高まるでしょう。

交通事故でむち打ちになってしまった

20代男性

車で通勤途中に後ろからわき見運転をしていた車に追突されてしまった。そのときは大丈夫と思ったものの、次第に気持ち悪くなってきたので病院で診察を受けたところ、骨には異常が見つからず、頚椎捻挫と診断される。首にコルセットをしばらく巻いていたが、もうはずしてもいいといわれたのではずしている。が、気持ち悪さや首を動かすと痛みが残っており、動かしづらい方向もあるので鍼灸治療が有効かと思い来院。

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「むち打ち」は「頚椎捻挫」の俗称です。身構えた状態での衝撃に関しては人間の首は結構強くできており、簡単には怪我しないようになっていますが、後ろから追突されるなどは話が違います。予測できない外力にあうと首が揺さぶられ、首が捻挫を起こしたような状態になってしまいます。脳震盪のような状態になるので、直後は気持ち悪くなることも多くあります。そしてこれらの症状は骨折のように外から簡単に判別できません。

むち打ちでは、強い力から首を守るために瞬間的に筋肉が強力に収縮します。そして、それは安静にしているだけでは元に戻りません。このような場合は鍼治療等を行うと、筋肉の不必要な異常緊張を取り除けます。

交通事故の被害者の場合には、相手方の損害賠償保険を適応して無料で治療が受けられるのでご相談ください。

寝つきが悪くて困っている

30代女性

一度寝ると、それなりに寝ることができるのだが、寝るまでに何時間もかかってしまい、気がつくと夜中の3時4時になってしまうこともある。やっとその時間になると寝ることが出来るのだが、睡眠時間が3時間ほどになってしまうので、起きてからもボーっとしてしまう。

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睡眠障害には、「寝つきが悪い」「寝ることが出来ない」「朝早く起きてしまう」といくつかの種類に分けられます。

睡眠障害になる原因はいくつかあり、昼寝のしすぎ、体をあまり使わずに頭だけの使いすぎ、就寝前のスマホ画面を見ること、などの他にうつ病が原因のこともあります。その場合には日中に異常な眠気に襲われることもあります。そのような場合には早期に精神科、心療内科を受診することをお勧めします。

東洋医学的にみると、胃腸の動きと精神の状態とは密接に関わりあっています。胃腸の動きが激しすぎるときは、いわゆる「躁」の状態になりやすく、ほとんど動きのないときは「鬱」の状態になりやすくなります。胃腸が原因になっているときは自律神経の調子を整えてあげることで、胃腸の動きを正常化していきます。

また、昼間にパソコンを使うことが多い方は上半身、特に頭に血が上っているので寝ることが難しくなります。こんなときは、足のほうを温め、気と血液の流れを調整すると不思議と気分が落ち着いてきて、自然と眠れるようになります。

クライミングジムなどで夜遅く運動するのも、睡眠にはあまり良いことではありません。筋肉に血液が大量に送り込まれて体が火照り、自律神経も交感神経優位となり覚醒状態になります。当然睡眠には望ましくありません。

不眠といっても様々な原因で起こりますので、患者さんごとに治療法も異なります。副交感神経優位にして胃腸の働きも整える鍼灸、下半身を温める、生活指導など、様々な方法を組み合わせて治療致します。

歯みがき中にぎっくり腰になった

40代男性

仕事の忙しい日が続き、帰宅が12時を過ぎるような日が1週間ほど続いていた。早朝に起きて、顔を洗い、歯を磨いていたところ、突然腰に痛みが走り動けなくなってしまった。

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いわゆる「ぎっくり腰」と呼ばれる状態です。筋肉に疲労が蓄積した状態だと、歯を磨いたり顔を洗ったりする際に、腰を曲げたりかがめたりする程度の動作でも、ぎっくり腰になる事があります。

仕事が忙しく体を休める時間もあまりないときや、大きな精神的ストレスがあるときに起こりやすくなります。ぎっくり腰になったときは、腰の筋肉が異常に緊張していますので、鍼灸治療でその筋肉の過緊張を取り除きます。また、精神的ストレスは脳に負荷を与え、それが脳内で痛みの信号に変換されてしまうがあります。そのような場合には筋肉に対する治療だけでなく、頭部への治療によってストレスを軽減し、自律神経の働きを正常化すると、痛みが治まります。

ワンピースのファスナーが上げられない

30代女性

久しぶりにワンピースを着ようと思ったら、肩が痛くてファスナーを上げられず、着ることが出来なかった。普段から首肩の凝りは感じていたが、痛みはなかった。

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肩関節周囲炎、俗に言うところの四十肩です。つり革につかまれなくなる、ファスナーを上げられなくなる、棚の上のものを取れなくなる、などの症状があります。

腕や肩をあまり動かさない生活が長く続くと、年齢に関係なく肩関節周囲炎になります。炎症の急性期以外は、肩を動かさなければ痛みが出ることはありません。ボルダリングなどの腕をよく使うスポーツをすると予防になります。デスクワーク主体の仕事ですと、そもそも腕を上にあげるということすらすることがないので、毎日定期的に腕を上に伸ばすだけでもよいでしょう。

当院での治療時には肩関節周辺の筋肉の疲労物質と炎症を取り、関節の可動範囲を大きくし、肩関節の柔軟性を高めるために、肩甲骨周辺の柔軟性を回復させます。また、関節や軟骨に損傷がなければ、炎症がある程度おさまった後は、多少痛くても肩周りを動かしたほうがよいので、ストレッチなども取り入れていきます。

下痢と便秘を繰り返している

30代女性

お通じがないときが多く、出たとしてもぽろぽろと小さいものしか出ないか、いきなり下痢をしてしまう。通勤電車で急にトイレに行きたくなることが多いので、心配で電車に乗るのが怖くて仕方がない。

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内科や心療内科に行くと「過敏性腸症候群」と診断される症状です。腸は「自律神経」と呼ばれる神経によって、自動的に調節されています。過敏性腸症候群は、いわゆる自律神経失調症の1つで、ストレスや疲労が積み重なるとそのはたらきが乱れます。

鍼灸治療は自律神経の働きを整えることができるので、胃腸の働きを正常に近づけることができます。

ストレスが絶えない忙しい仕事の合間を縫って週に1度の治療ですが、治療を開始してから、通勤電車でおなかの調子が急に悪くなることはなくなりました。

肩こりがひどく腕がしびれるときもある

30代女性

肩こりが以前からひどかったのだが、最近になって、右の人差し指と中指がしびれるようになり、手に力が入らないような気がするときもある。

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腕のしびれやだるさなどは頚椎のヘルニアなどが原因の場合もありますが、この方の場合は病院でのレントゲン画像でも特に異常はないと医師から言われたようでした。

デスクワークでパソコンを使うことが多い場合、指先しか使いませんので、当然背中から腕にかけてはほとんど動くことがありません。そのため、首から腕にかけての筋肉の血行が悪くなり、硬くなってきます。

首の付け根には太い神経や血管が多く走行しているので、圧迫されると痛みやしびれなどの症状が出てきます。このような症状は総称して頸肩腕症候群と呼ばれます。なで肩の方の場合には、肋鎖症候群と言って肋骨と鎖骨の間の神経が圧迫されやすくなるため、そのために腕がしびれる症状が出やすくなることもあります。

鍼灸整体治療においては、腕の後ろ側の根元にあたる肩甲骨周りの筋肉や、前側の根元にあたる鎖骨や胸部の筋肉の緊張を緩めます。

症状が慢性化しやすいので、つらくなる前に治療を受けられたほうがよいでしょう。

最近になって指先にしびれが出てきた

40代男性

今までそんなことはなかったのに、ここ最近指先がしびれて力が入らなくなった。今まではマッサージに通って肩こりがよくなると、指先のしびれもなくなっていたのだが、マッサージをしても一向によくならない。心配になって病院にいくと、「頚椎のヘルニア」と診断された。病院のリハビリだけではなかなかよくならないので、鍼灸の治療も受けてみようと決心してみた。

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この方は学生時代にラグビーをしていて、就職してから会社のクラブで本格的に続けられていた方でした。若い時は筋力がありますから、骨も筋肉によって安定した状態が維持できますが、年齢相応に筋力が低下してくると、頚椎が不安定になりヘルニアが起きることがあります。ちょうどこの方もしびれなどの症状が出てき始めたのは、年齢的に無理が利かなくなってきて練習に参加する機会が減ってきた頃でした。

腕にしびれがでる原因として考えられるのは、頸肩腕症候群(肩こりなどが原因)の他に、頚椎のヘルニアが考えられます。「ヘルニア」とは「飛び出す」という意味で、椎間板の中の髄核と呼ばれるゼリー状のものが飛び出して、神経を圧迫してしまうことを言います。

ヘルニアというと手術するしかないというイメージがあるかもしれません。確かに重症例の場合必要な場合もありますが、適度な運動・筋力トレーニングをしていくと自然に飛び出していたものが引っ込むときもあります。また、鍼灸治療をすることにより、免疫力が向上して飛び出した部分が処理される速度が早くなったり、不要な筋肉の緊張を和らげることでつらい自覚症状を抑えることもできます。

腰、首ともにヘルニアになるのは、腰でいえば立ちっぱなし、座りっぱなし、首でいえばずっと下を向いているなど、よくない姿勢をずっととり続けるのが原因の1つです。ヘルニアになってしまってから過度に動かしてはいけませんが、予防としては適度に体を動かすのがとても大切です。